見合い大報告
2005年11月17日■パンパカパーン
見合いしました。
あの伝説の「後は若いお二人で・・。」名台詞です!
伝説といえば、「見合いは最初が一番アタリ」っつーのも本当ですね。こりゃ。
場所は駅前の喫茶店。
相手は183センチ、小顔、男前、勿論独身。
後ろチェック。よし。禿げそうにも無い。
ぎゃー。その銀縁眼鏡まで好みなんですけど!
ええ、もう。ええ。も〜ですよ。あーた。
えーと、芸能人にたとえると、誰?結構いい男ですよ。堤真一殴った感じ?
超ラッキーガール?あたし。
オーイェーヤッハー♪
ここでガッツポーズを3連発。
ナコードおババと、母親に手を合わされて拝まれる。
「頼む。まとまってくれ!」
相手のお母様にも拝まれる。
気分は地蔵のように澄み切る私。
昨日の酒など一滴も残ってません。
任しといて!マミー。伊達にコンパ女王の名を語ってなくてよ!(遠い昔)
軽くウィンクしちろっとペコちゃん風に舌をだす。
青ざめる母を尻目にドライブへ、れっつらゴー。
ルンルンで車に乗る。え。ドア開けてくれるの?あたし、姫?
助手席ですよ助手席。(あたりまえ)
車は山の方向へ。
もしや、やられる?やばい勝負師用の下着じゃないわ。などと、勝手に品のない想像をする俺様。
車の中の会話は、もっぱら国語と古典の話。
やった。ここ試験に出たわ!と、みゆぅ先生に感謝したりする。
勝手に話は盛り上がり、平家物語のお気に入りのくだりなどを尋ねる。(男前と二人っきりになるのは久しぶりで無意味に笑い転げる私。)
平家物語でこんなに瞳輝かせるなんて、私さいこー。いや、彼もサイコー。
よく見ると、本当にかっこいい。
良くぞ生き残っていてくれた。涙があふれる。
優しい笑顔、楽しい現国、古典のオタク話。
ベストカップル誕生?!期待は確信に代わった。
お昼を一緒に食べ、山深きところで紅葉を楽しみ、夕方にお別れする。
心残りは、おタバコ様のことを「ええ、一度も口にしたことはございませんわ!!」と鼻息荒く言ってしまった大嘘。
ああ、どうしよう新居でタバコスペースは確保できるのかしら?!心浮き立つことを抑えられず、彼と別れた後、いつものカフェでコーヒーとおタバコ様を吸い、息を整える。
家に帰ると、母親が「悪いけど私が嫁にいくわ。」と、いきなりの宣戦布告。
なに?ママン?じゃ父上どうすんじゃ?と、つかみ合いの喧嘩に。
「しばし待たれよ。」
突然の父の登場。
険悪なムード漂う母娘に、犬の散歩から帰った父が口を挟んだ。
たたごとではない雰囲気に怯えたつ愛犬。
父は静かに私たちを席に座らせ、一冊の大阪府地図をテーブルに置いた。
開かれた地図のページには、私たちが今日楽しんだデートコースの山が広がっていた。
「今日ここへ云ったわ。紅葉きれいだったっわ。彼、運転がとても上手だったの。」
父は頬をひくつかせ、ため息をつく。
「とうぜんじゃ。」
「ええ?」
少女マンガのように眼をしばつかせた私。
「ここが・・・。彼のお住まいだよ。」
「えええ?!家なんて一軒もなかったわ?!寺が一軒道沿いにあっただけよ」
「寺なんぞ、彼にとっては銀座並の表どおりじゃ。」
「じゃあ・・。彼の家は・・。」
「そう、お前がとおった国道からさらに細い獣道を車で突き進み、山深すぎて見えなかったんだ。」
がーん。
インターネットもひけず、水道も通っていない。街に出るまで何時間かかるというかしっているかと、聴いてもないのに、絵付で教えてくれる父。
母はその瞬間席を立ち、お断りの電話をいれ、サクラ家に突然振って沸いたような春の日は終りを告げた。
ちゃんちゃん♪
あー。おしかったな。畜生。
見合いしました。
あの伝説の「後は若いお二人で・・。」名台詞です!
伝説といえば、「見合いは最初が一番アタリ」っつーのも本当ですね。こりゃ。
場所は駅前の喫茶店。
相手は183センチ、小顔、男前、勿論独身。
後ろチェック。よし。禿げそうにも無い。
ぎゃー。その銀縁眼鏡まで好みなんですけど!
ええ、もう。ええ。も〜ですよ。あーた。
えーと、芸能人にたとえると、誰?結構いい男ですよ。堤真一殴った感じ?
超ラッキーガール?あたし。
オーイェーヤッハー♪
ここでガッツポーズを3連発。
ナコードおババと、母親に手を合わされて拝まれる。
「頼む。まとまってくれ!」
相手のお母様にも拝まれる。
気分は地蔵のように澄み切る私。
昨日の酒など一滴も残ってません。
任しといて!マミー。伊達にコンパ女王の名を語ってなくてよ!(遠い昔)
軽くウィンクしちろっとペコちゃん風に舌をだす。
青ざめる母を尻目にドライブへ、れっつらゴー。
ルンルンで車に乗る。え。ドア開けてくれるの?あたし、姫?
助手席ですよ助手席。(あたりまえ)
車は山の方向へ。
もしや、やられる?やばい勝負師用の下着じゃないわ。などと、勝手に品のない想像をする俺様。
車の中の会話は、もっぱら国語と古典の話。
やった。ここ試験に出たわ!と、みゆぅ先生に感謝したりする。
勝手に話は盛り上がり、平家物語のお気に入りのくだりなどを尋ねる。(男前と二人っきりになるのは久しぶりで無意味に笑い転げる私。)
平家物語でこんなに瞳輝かせるなんて、私さいこー。いや、彼もサイコー。
よく見ると、本当にかっこいい。
良くぞ生き残っていてくれた。涙があふれる。
優しい笑顔、楽しい現国、古典のオタク話。
ベストカップル誕生?!期待は確信に代わった。
お昼を一緒に食べ、山深きところで紅葉を楽しみ、夕方にお別れする。
心残りは、おタバコ様のことを「ええ、一度も口にしたことはございませんわ!!」と鼻息荒く言ってしまった大嘘。
ああ、どうしよう新居でタバコスペースは確保できるのかしら?!心浮き立つことを抑えられず、彼と別れた後、いつものカフェでコーヒーとおタバコ様を吸い、息を整える。
家に帰ると、母親が「悪いけど私が嫁にいくわ。」と、いきなりの宣戦布告。
なに?ママン?じゃ父上どうすんじゃ?と、つかみ合いの喧嘩に。
「しばし待たれよ。」
突然の父の登場。
険悪なムード漂う母娘に、犬の散歩から帰った父が口を挟んだ。
たたごとではない雰囲気に怯えたつ愛犬。
父は静かに私たちを席に座らせ、一冊の大阪府地図をテーブルに置いた。
開かれた地図のページには、私たちが今日楽しんだデートコースの山が広がっていた。
「今日ここへ云ったわ。紅葉きれいだったっわ。彼、運転がとても上手だったの。」
父は頬をひくつかせ、ため息をつく。
「とうぜんじゃ。」
「ええ?」
少女マンガのように眼をしばつかせた私。
「ここが・・・。彼のお住まいだよ。」
「えええ?!家なんて一軒もなかったわ?!寺が一軒道沿いにあっただけよ」
「寺なんぞ、彼にとっては銀座並の表どおりじゃ。」
「じゃあ・・。彼の家は・・。」
「そう、お前がとおった国道からさらに細い獣道を車で突き進み、山深すぎて見えなかったんだ。」
がーん。
インターネットもひけず、水道も通っていない。街に出るまで何時間かかるというかしっているかと、聴いてもないのに、絵付で教えてくれる父。
母はその瞬間席を立ち、お断りの電話をいれ、サクラ家に突然振って沸いたような春の日は終りを告げた。
ちゃんちゃん♪
あー。おしかったな。畜生。
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