別れ上手

2005年10月1日
■会社の男前がまた一人去った
金曜、お世話になったNさんの最終送別会だった。
Nさんには仕事でお世話になったし、一緒にBBQもした。Nさんの娘さんとも縄跳びして遊んだし、子供ヒッターサクラの名に恥じることなく楽しんだ。

Nさんの送別会は先週にもあったけど、私は欠席した。
今週の最終送別会も欠席した。

私はNさんが嫌いなわけではない。
むしろ好きなほう。
Nさんは会社をやめ、九州に帰ってしまうので、最後の夜となる。おそらく一生会うことはもうないだろう。

でも行かなかった。

帰りに、ちょっと挨拶だけして先に帰った。

そんな永遠とも言える別れが、ちょっと挨拶程度で済ました自分が冷たいとかそんなことは思わなくなった。
別れは特別ではない。

一生の別れだと、感傷に浸るのはあまりにも贅沢だ。

大事な人と別れるときも案外「あ・あれが最後だったの?」と気抜けすることが多い。

そのほうが私にはあっている。

別れは特別なものではない。
別れなんてたいしたことではない。
知り合った、共感した、楽しかった、お別れした。
その程度だ。

そう思わねば、大事な出会いなどできそうにも無い。
その人を失う恐ろしさに震えていては、大事な今を殺してしまう。

別れなどたいしたことないのだよ。

恋でも愛でも死が二人を分かつ時まで。
その出会いは素晴らしいのだから。

別れが来たら、「そっか。きたか」と気軽に受け流そう。
別れの儚さに酔いしれるのもいいが、ほどほどにしないと、楽しかったあの時まで憎みたくなる時がある。それはあまりにももったいない。

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