頼りになる男

2004年12月22日
■気弱になった

プレゼン大会が終わった。
結果は自分の力のなさにがっくりして終わったのだけれど。

私のペアはジュードロウだった。
なぜハリウッドから声がかからないのだろうと思うほどの美貌を持ちつつ、その反面お買い物が好きなマイホームパパのジュードロウだ。

ジュードロウは頭もすこぶるいいので、ほとんど彼が作ったようなプレゼンになった。
いや、私も作ったがボツになった。
ジュードロウに頼りっきりになるのはいやなので自分でもかなりない頭を絞って作ったのだけれど、ボツ。
力の差は歴然。
当然の結果。

私は、そこで、気弱になった。
だめだ。女は。
まさにそんな場面。
そこで私はだめなことに、もっと駄目なことを考えた。

明治さんの顔が浮かんでしまった。
明治さん。助けてくれない?

彼は元上司なだけで関係ない。
恋人でもない。
わかってる。
プレゼンのことで頭がいっぱいの私に気遣ってくれているのにメールを返していなかった私は、冗談っぽくメールを珍しく返した。

すると、明治さんから即返信が。
「大丈夫か?がんばれ。俺の資料役に立たんか?」

役に。

たつわけがない…。

いや、やろうと思えばそれもありだけど、それなりの労力もいるし時間も足らない。

でもね。
ちょっと、あったかい気持ちになりました。
そんな一言でもうれしくなるほど追い詰められていたんですわ。

私はもっといけないことに、プレゼンが終わったら、すぐ明治さんに会いたいな。っと思ってしまった。

これは危険ですよ。
これは。

胃が痛くなって来て、明治さんに抱きとめて貰いたくなった。
一番あかんタイプの罠ですわ。
アホらしい。

まあ、プレゼンが無事に終わって胃薬飲むと、ケロっと、してしまったけれど。

気持ちがあまりに簡単に明治さんに頼りたくなった自分にショックを受けた。
正気には戻ったが、やはりあまりにショックだったので、その夜予定していた明治さんとのデートは土壇場でキャンセルし、女友達と祝杯をあげた。

これは私社内恋愛など絶対できねぇな。

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