親友の本心

2004年12月10日

■金曜の夜の女の子会

小倉優子似の友達とのみに行く。
中身はおっさんだけど、小倉優子。

優子ちゃんは、来年、結婚決まってしまうかもと言う。

私は最近の自分のトホホ話をした後だった。

優子ちゃんは、東京の同期も結婚が来年の4月に決まりそうだと言った。

私たちは前務めていた会社の新人の時からの4人グループでいつも一緒だった。
そのうちの一人がまず、3年前に出来ちゃった結婚で卒業した。

残った私たちは3人でいろいろ遊びに行ったりしていた。
泣くも笑うも私たちは一緒だった。

その2人が来年結婚してしまう。

私は、あまり実感がなく。「やべえな〜」と笑った。
優子ちゃんは、真剣な顔で私にまじめにやれと言う。

「嫌なのよ。」
「馬鹿なことを。」

いまさら、みんな一緒に幸せになろうとでも言うのか？

「そうだよ。馬鹿だと思うけど、一緒に幸せになりたいのっ！」

彼女は、私に、お願いだからと懇願した。

「お願いだから、結婚を考えて誰かと付き合って。サクラ。私たちこれからも二個一なんだから。」

何かがかけてるの。
何かが。

私たちは双子のようにいつも寄り添っていた。
ケンカもした。
泣いたりもした。
いつも笑い転げてた。
ひがんだりもした。
邪魔もした。
お互いに嫉妬した。
お互いに支えあった。

お互いに励ましあった。

何回彼女と飲んだだろう。
何回彼女と旅行に行っただろう。
私の二十代はまさに彼女だった。

馬鹿みたいだけど。
サクラも一緒じゃないと、気持ちよく結婚できない。

本当に馬鹿みたいだ。
でも、私は、酷く、動揺した。

今、自分が電車に乗り遅れそうになっていると、初めて実感した。