逃げた男
2004年11月4日■焼き鳥やさん
お金もって逃げた焼き鳥屋さんから電話。
「サクラ。久しぶり」
相変わらず屈託のないいい声
「お!久しぶり」
「また店始めたんだ。今から食べにおいでよ」
「いや。仕事まだ終わってないからよすよ」
「今日太郎のとこに行って来てさ」
彼は太郎ちゃんのお金をたくさん持って逃げたのだ。
太郎ちゃんは彼の本当の親友だった。
彼は本当に太郎ちゃんを自慢にしていた。
そして皆みんなをだまして。
逃げた人だった。
「そうなんだ。太郎ちゃんとこ行ったんだ」
「サクラはなんか俺のこと聞いてる?」
聞いてるどころの話ではなかったのだ。
でも私の答えはこうだ。
「ん?なに?知らない」
何故か。
何故か。
焼き鳥屋さんに楽な気持ちにさせてあげたくなった。
お金もって逃げた焼き鳥屋さんから電話。
「サクラ。久しぶり」
相変わらず屈託のないいい声
「お!久しぶり」
「また店始めたんだ。今から食べにおいでよ」
「いや。仕事まだ終わってないからよすよ」
「今日太郎のとこに行って来てさ」
彼は太郎ちゃんのお金をたくさん持って逃げたのだ。
太郎ちゃんは彼の本当の親友だった。
彼は本当に太郎ちゃんを自慢にしていた。
そして皆みんなをだまして。
逃げた人だった。
「そうなんだ。太郎ちゃんとこ行ったんだ」
「サクラはなんか俺のこと聞いてる?」
聞いてるどころの話ではなかったのだ。
でも私の答えはこうだ。
「ん?なに?知らない」
何故か。
何故か。
焼き鳥屋さんに楽な気持ちにさせてあげたくなった。
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