■金曜の女たち

仕事打ち合わせで、金曜の夜11時前に退社。
夏目雅子ちゃんが、あくびちゃんのバーで一人で飲んでいると連絡をもらっていたので、Iさんたちと電車に乗っていたが、難波で解散後、心斎橋までUターンする。

11時10分バー到着。
行って早々ビールをガツンと飲む。

目の下がクマだらけだとの突っ込みをありがたくいただきながら、2杯目は水をもらった。

そう次の日も出勤ということもあったけれど、トニーと明日会うとおもうと深酔い厳禁。
でもちょっこっと飲みたいお年頃。

夏目雅子ちゃんは自分の痛い遠距離恋愛を嘆いていた。
「もう気持ち冷めちゃったのよね。」
そういいながら、あきらめてはいない様子。
「辛いよ。そのまま行くと」
私は気持ちがわかる以上あんまり意見は言えない。

自分の確かに冷めてるのに彼に期待してしまう自分が辛かった去年。遠距離とはエゴとエゴのぶつけ合いだった。
本当に愛されているのに、愛され方が気にいらなかった。

わかっているから、彼女のほうが今はわかっているから、頭の言い彼女はちゃんと考えている。

あくびちゃんは相変わらず、優しく彼女を労わっていた。

「んで、サクラちゃんどうなのさ。」
あくびちゃんがつついてきた。感がいいのか?それとも私の素行が悪いのか。
「いや、トニーから連絡あってさ。」
自分でもあっさり容疑を認めた。

「何?あのトニー?サクラちゃんIさんはどうすんのよ。」

そう、IさんはIさん。トニーはトニー。
二人とも手に入りそうにない。
でも好き。
一番アホで効率の悪い片思いだとはおもう。

久しぶりに大好きな人と、デートができるとなるとこれは行かなきゃ女じゃない。
ただ、期待はしない。
期待したら、また孤独に浸かる。いらん。孤独なんか。
孤独つきのトニーもIさんもいらん。

夏目ちゃんがいう。
「だめだよ。サクラちゃん。トニーなんか連絡きても。ただ都合のいい女だって思われているだけだよ。」

都合のいい女。
最後までいいやがったな。このやろう。

疲れた私に、都合のいい女と追い討ちがきやがった。

知ってるよ。
でもトニーは手を出してこない。
都合のいい茶のみ友達で終わらせてたまるか。

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