■最大のチャンス

今日も素敵な笑顔で私に微笑みかけるIさん。
伊達眼鏡事件以来ギクシャクしたかと思われた私たち。
(実際は私だけ意識しすぎていただけ。。)

今日のIさんは、なかなか積極的に、能面かぶったような顔でバリアを張る私に話しかけてきた。

「サクラちゃん進んでる?」

「いえ!!!まったくです!!」(日本兵のように棒読みで潔く)

「はは、そっか。わかんないとこあったら隣のお姉さんに聞きなさい」

「はい!!!」(おめーは教えてくれないのかよ!!)

もちろん能面顔で日本兵しゃべりの女との会話は盛り上がらず、去っていくIさん。
涙こらえて汗を拭く私。

そこにもう一度Iさん登場。
隣のポコちゃん上司にボソっと、「サクラちゃん、ちょっと借りていい?」と、話している。

なに?なに?

なにしてくれるの?
つーか、私が力持ちだから、また力仕事?!!

と、思っていると、Iさんが「サクラちゃん、郵便物取り扱いしってる?」とにこやかにいう。
私は気が抜けたように「はー。そういえば、ポスト駅前にありましたね。」

「いや…そうじゃなくって(苦笑)社内から出てる郵便だよ」

「あぁ。一回行っておばちゃんに怒られたからわかりますよ」
っと、言ってしまったのだ。

「そっかー。じゃ。いいよ。知らないのなら一緒に言って案内しようかと思ったけど」

「がーん」
口にだして、がーんっていいました。私。
ええ、本当に心の底からがーんですわ。
Iさんは笑って「サクラちゃん本当に面白いね」とのこと。

二人っきりになれるチャンスでしたのに。ああ、くちおしや、なさけなや。

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