家出

2004年3月19日
■家出を考える

もう、家を出よう。

自分が嫌になってくる。
ええ加減に自立しろ。私。

でも連れ込む男もいねーけど。
とにかく自分を不便さで虐めたい。

■年上の女性に相談
家出ぐっずを伝授される。
?レオパレスにとりあえず3ヶ月
?服と洗面用具だけでよし

さすが48歳
大学生と高校生の息子がいるだけはある。

厳しい言葉とやさしい言葉に(゜ーÅ) ホロリ

とにかくサクラはかっこよくあれと。

もう後戻りはしない。と覚悟せねば。

■オードリーペップバーン

隣町に60歳のオードリーがいる。

初めて彼女に会ったとき、圧倒的な綺麗さにびっくりする。
小さな顔にベリーショート
長い手足
真っ赤なワンピース

彼女は元気に笑った。
「あんたがサクラちゃん?おもったよりかわいいじゃない。私の娘とトモダチになってやってよ」

病気で疲れ果てていた私を励ますように彼女はしっかり者の娘さんを私の前につれてきた。
病気でやつれきった私に、あの親子は生きてることが楽しくて仕方ないというくらい輝いていたので、私は恥ずかしくて、恥ずかしくて、涙ぐんでしまって嬉しいのに、うまく話せなかった。

2度目にあったときは、ベリーショートの髪に良く生える大きな大きなイヤリングをしていたオードリー
「私の娘がさー、あなたのこと気に入っちゃって、またみんなで食事にいこうよ」
真っ赤な唇から、また私を喜ばせる言葉を言った。
私は少し元気になっていたので、「はい、是非そうしましょう」とまっすぐ顔をみることが出来た。

あれから3年。まだあの約束は果たせていない。

あの美しいオードリーは重い病気にかかって、一歩も外に出ていない。
自分でトイレに行くことも出来ず、薬の副作用で嗚咽を漏らしながら闘病生活を続けているんだと、今日聞いた。
娘さんが働きながら、オードリーの看護をしていると聞いた。
娘さんが、あの華奢な体でオードリーを支えていると。

元モデルだったオードリー。
大きな眼で私に笑いかけるオードリー。
60歳にしてナンパにあったとはしゃいで笑うオードリー。

私は今日、オードリーの話を聞いて、泣いた。

でも、彼女は強いのでまた家に遊びに来て欲しいと私に言ってくれているらしい。

私は、今度オードリーの家に遊びに行こうとおもった。
そして、美味しいフランス料理を、約束道理、娘さんとオードリーと私で食べに行こう。

あの時の真っ赤なワンピースをもう一度みたいんだ。

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