別れ そして分岐点
2004年3月20日■さよなら。サヨナラ。
昨日、いつものように二日酔いの頭で研修を受けていると、M君からメールが来た。
「飲みに行こうぜ」
土曜はあんちゃんとデートだし、二日酔いだし帰ろうかと思ったが、私の答えはいつもこう。
「疲れているから、ちょっとだけよ。」
仕事が終わって、なんばの取って置きの店に、M君を連れて行った。
飲み放題食い放題3000円(時間無制限)
マスターがどうやって経営をしているかいまだ不明のありがたい飲んだくれの店。
飯がうまい。韓国料理。種類豊富な酒。生ビール注ぎ放題瓶ビールも開け放題。焼酎ボトル抜き放題ワインたのみゃボトル抜き放題。
いつもの馬鹿話で盛り上がる。
「やばいよ!この店!たんたかたん一本だしちゃったよ。経営教えてやらなきゃ。」
「あほか。これでえーねん。だまって飲みつぶしてしまおう。うけけ」
M君はのんびりしたボンボンの特徴をすべてもっているのに、しゃべったら意外に毒説の癒し系おにいちゃん。
くだらない芸人が好きで、くだらない店も笑って付き合ってくれる。
ひそかに私はM君を将来の婿候補として捕らえている。
だがしかし。
M君は、例のごとく、やれない男だった。
でもM君は、酒が進むと、私を口説き始めた。
やれない。
本当にやれないんです。
ごめんなさい。
帰りに、あくびちゃんとこに一人で飲みに行きたかったので、早々と、帰ろうとすると、温和なM君がさすがに怒り出した。
「なんでだよ。なんでしらふなんだよ。」
私は焼酎のたんたかたんを一本あけたし、ビールも5杯は飲んだけどM君に甘えるなんて出来なかった。
だって、あんたは食えない男だもん。
言ってしまえば終わりになると知っていたけれど。
口にだしていっちゃったんだよな。
昨日の私は。
「おめーは食えない。」
M君は顔を真っ赤にして怒った。
そらそうだ。あれだけ気もたしておいて、何事だよ。何様だよ。
ああ、うぜえ。
なにもかも、白紙でいいよ。いや、マイナスでいい。
私を解放して、一人で飲みに行かせろってんだ。
「怒ったの?」
当然の質問をすると、なお顔を真っ赤にしたM君は、私の腕を引っ張ったので、私は左手でその手を振り払う。
これでおしまい。
結局ムカついたので、電車に乗って帰った。
電車で寝ちまって、しらない山奥まで流されて、タクシーで帰った私は無茶無茶腹が立っていた。
なにに腹がたっていたかというと、不器用すぎる自分に腹が立っていた。
あんないい奴怒らせちまった。
一回眼つぶってやっちまえばすべて丸く収まるのによ。
タクシーを降りて、自転車置き場につくと、M君からメールが入っていた。
「いっつもこんなんじゃん。」
私は、「つきあってもねーのに、なんでだ?順番が逆だろう」っと、わけのわからん返事をした。
つまり、あーあ。っと思いながら、自分でトドメをさした。
もう、あんなに面白いM君と飲むことができない。
毎日あった、くっだらないメールももらうこともない。
あーあ。
あーぁ。
ぁーぁ。
なんで女なんだ。私は。
さよならだ。M君。
君の事は男として見れなかったよ。
でも人として好きだったな。
お婿にしたかったと思うよ。本当に。
私は何が欲しいのかわからない。
でもそういう時ってきっと、欲しいものはすべて持っているからなんだろうと願う気持ちで、自転車をこいだ。
■夏休みは終わろうとしているんだろうか
朝起きて、メールを見ると、あんちゃんからメールが入っていた。
「ごめん今日だめなんだ」
私は携帯電話を砕いてやろうかと思うくらい腹が立った。
やっぱり自分に腹が立った。
これで、日曜の昼にあくびちゃんをさそってランチいこうと思っていたのに、いけないじゃないか。
後輩も誘って、お好み焼き屋であくびちゃんに笑われながら、ビール飲もうとおもっていたのにダメじゃないか。
結構楽しみにしてたのにな。
まあいいや。
って、今はおもえねーよ。
タイミングがずれ始めた。
楽しいばかりの夏休みのような毎日は確実に終わるんだと思った。
昨日、いつものように二日酔いの頭で研修を受けていると、M君からメールが来た。
「飲みに行こうぜ」
土曜はあんちゃんとデートだし、二日酔いだし帰ろうかと思ったが、私の答えはいつもこう。
「疲れているから、ちょっとだけよ。」
仕事が終わって、なんばの取って置きの店に、M君を連れて行った。
飲み放題食い放題3000円(時間無制限)
マスターがどうやって経営をしているかいまだ不明のありがたい飲んだくれの店。
飯がうまい。韓国料理。種類豊富な酒。生ビール注ぎ放題瓶ビールも開け放題。焼酎ボトル抜き放題ワインたのみゃボトル抜き放題。
いつもの馬鹿話で盛り上がる。
「やばいよ!この店!たんたかたん一本だしちゃったよ。経営教えてやらなきゃ。」
「あほか。これでえーねん。だまって飲みつぶしてしまおう。うけけ」
M君はのんびりしたボンボンの特徴をすべてもっているのに、しゃべったら意外に毒説の癒し系おにいちゃん。
くだらない芸人が好きで、くだらない店も笑って付き合ってくれる。
ひそかに私はM君を将来の婿候補として捕らえている。
だがしかし。
M君は、例のごとく、やれない男だった。
でもM君は、酒が進むと、私を口説き始めた。
やれない。
本当にやれないんです。
ごめんなさい。
帰りに、あくびちゃんとこに一人で飲みに行きたかったので、早々と、帰ろうとすると、温和なM君がさすがに怒り出した。
「なんでだよ。なんでしらふなんだよ。」
私は焼酎のたんたかたんを一本あけたし、ビールも5杯は飲んだけどM君に甘えるなんて出来なかった。
だって、あんたは食えない男だもん。
言ってしまえば終わりになると知っていたけれど。
口にだしていっちゃったんだよな。
昨日の私は。
「おめーは食えない。」
M君は顔を真っ赤にして怒った。
そらそうだ。あれだけ気もたしておいて、何事だよ。何様だよ。
ああ、うぜえ。
なにもかも、白紙でいいよ。いや、マイナスでいい。
私を解放して、一人で飲みに行かせろってんだ。
「怒ったの?」
当然の質問をすると、なお顔を真っ赤にしたM君は、私の腕を引っ張ったので、私は左手でその手を振り払う。
これでおしまい。
結局ムカついたので、電車に乗って帰った。
電車で寝ちまって、しらない山奥まで流されて、タクシーで帰った私は無茶無茶腹が立っていた。
なにに腹がたっていたかというと、不器用すぎる自分に腹が立っていた。
あんないい奴怒らせちまった。
一回眼つぶってやっちまえばすべて丸く収まるのによ。
タクシーを降りて、自転車置き場につくと、M君からメールが入っていた。
「いっつもこんなんじゃん。」
私は、「つきあってもねーのに、なんでだ?順番が逆だろう」っと、わけのわからん返事をした。
つまり、あーあ。っと思いながら、自分でトドメをさした。
もう、あんなに面白いM君と飲むことができない。
毎日あった、くっだらないメールももらうこともない。
あーあ。
あーぁ。
ぁーぁ。
なんで女なんだ。私は。
さよならだ。M君。
君の事は男として見れなかったよ。
でも人として好きだったな。
お婿にしたかったと思うよ。本当に。
私は何が欲しいのかわからない。
でもそういう時ってきっと、欲しいものはすべて持っているからなんだろうと願う気持ちで、自転車をこいだ。
■夏休みは終わろうとしているんだろうか
朝起きて、メールを見ると、あんちゃんからメールが入っていた。
「ごめん今日だめなんだ」
私は携帯電話を砕いてやろうかと思うくらい腹が立った。
やっぱり自分に腹が立った。
これで、日曜の昼にあくびちゃんをさそってランチいこうと思っていたのに、いけないじゃないか。
後輩も誘って、お好み焼き屋であくびちゃんに笑われながら、ビール飲もうとおもっていたのにダメじゃないか。
結構楽しみにしてたのにな。
まあいいや。
って、今はおもえねーよ。
タイミングがずれ始めた。
楽しいばかりの夏休みのような毎日は確実に終わるんだと思った。
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