■季節は夏

夏休みももうすぐ終わり。サクラはそのとき15歳と9ヶ月。
アホな私はエロのことばっかり考えてた。
なんせ、女子高入ったら、そく男子校とコンパしてかっこいいオスとエロができると勝手に思い込んでいた。

でも…
紹介してくれる♂はかっこいいけど禿げ(野球部)
かっこいいけど馬鹿(?竜イカ高校)
不細工だけどオタク(だけどはいらない)

正直、少女漫画全盛期(某り○んに影響強く受けすぎた)に育ったアタシは、普通の男の子とデートしても全然楽しくなかった。

その頃のデートっつーのは。
待ち合わせ→ミスド(マクド ケンタ)でお茶→ボーリング→ゲーセン

か〜!!!だりぃよ!!今考えてもだりいよ!!

ま、今そんなデートやれって言われても、酒はいらないと無理。(入ったら出来んのか?)

今考えると、自分で、わかってた。
好きになる男の型式を。

■夏休み最後のイベント
夏休み前にはすっかり女子高の雰囲気も染み付き、中学から直であがってきた中学組の美香ちゃん達のグループとも仲良くなっていた。
中学組ってのは、金持ちで、綺麗で、クラスの中で一番目立つグループだった。

お調子者の私は美人=男前がよってくる
この公式だけは早くも掴んだいた。

私のヨミは的中。
美香ちゃんから男前集団と遊びに行くぞと、お誘いがきた。
その時クラブ(ディスコ?)での昼間のパーティーが人気だったので、校則では禁止されてたけれど、喜んでホイホイ行く。

身体にぴったりのスカートにハイネックノースリ

エロイカッコを目指してがんばって用意。
今考えると、もっとエロくできただろうに…。
(り○んから脱していない証拠)

クラブにいざ行くと、やっぱり美香ちゃんは綺麗で、寄ってくる男も、モデル並にかっこいい。しかも学校は超一流(頭いーんだよ。こいつら。嫌味だな。)
高校生の癖に、香水付けるのに慣れた大人の男達だった。

「サクラチャンって美香と同じガッコー?」

「んーそう…」

「…」

かなしいかな、酒という強い味方をまだ身につけていなかった私は話が鬼のように続かねぇ。
頭の中は田舎ものらしく

「このにーちゃん。老けすぎ(プ)」
などと毒を吐きながら、自分の欲望を満たすような男をさがした。

確かに大人のにおいはしたけれど、彼たちは間違いなく高校生で、違う。

そして、私はジャスト4時間後に

彼を見つけた。

28歳の彼。

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